let の動詞フレーズ

【解説】

■letは「許す」と覚えよう

letを正しく用いるのに一番さまたげになっていることは、この語を「せしめる」と訳して覚えていることだ。「させてやる」ならば、まだいいだろう。訳語をつけて覚えたいなら、いっそのこと「許す」としておくのがいいと思う。letは、そくばくを解いて、放してやることなのだ。
あなたが、鉛筆を持って立っているとする。この時あなたの手から鉛筆を放したらどうだろうか。鉛筆は地球の引力に従って落ちる。すなわちあなたは鉛筆をletしたのだ。

You let the pencil.

しかしこれだけの表現ではことば足らずで、ふつうその後に動きや方向を表す語をつける。これが英語の発想だ。

You let the pencil go down.
あなたは鉛筆を落とした

つまりこれはあなたが、鉛筆が落下するのを「許してやった」ということになる。

このgo downの変わりに、形容詞や方位副詞、あるいは前置詞で始まる語群をともなう。

Don't let the dog free.
イヌを放してはいけません

イヌは、もちろん「自由になりたい」のだ。

Please let me in.
どうか私を中に入れてください
Please let me into your room.
どうか私をあなたの部屋に入れてください

ただ、上のような表現がメタフォーとして使われる場合に注意してください。

She did not let me into the secret.
彼女は秘密を私に明かさなかった

つまり、「彼女は私が彼女の秘密の中に入ることを許さなかった」ということだ。