go の動詞フレーズ

【解説】

goを理解するには、comeとの対比でとらえるとわかりやすい。
goもcomeも共通するのは、いずれも主体がある場所から他の場所へ移動する行為を表すことだ。

また、私たちがある表現をするとき、必ずどこかにものごとを見る視点があることを前提にしている。そんな場合、たいていは主体自身がいるところ(here)となる。そのような中心点、つまり主体のいる場所の中心点に移動するのが、comeであり、それから遠ざかるのがgoの受け持ち範囲となる。
またcomeは、私たちが認識できる状態になる、現象として意識されるようになるということに反して、goはその反対に消えて見えなくなる、現象世界から去ることを意味する。「私の父は死んだ」をMy father has gone.とも表現できるのが英語の発想だ。

The sun comes up in the west and goes down in the west.
太陽は東から昇り、西に沈む

■「動いている」と考えられるものは、goで表せる

goにはcomeの反対の意味を示すだけではなく、単に、ものが「動く」ことを示す用法がある。例えば、次の文を見てください。

My watch is not going[working].
私の時計は動いていません
This machine goes well.
この機械はよく動く(性能がいい)

この用法はだんだん拡大して、何ごとによらず、「動いている」と考えられるものはすべて、goで表すことができることになる。
これは一種の「たとえ」=メタフォーだが、ことばを使う場合、「たとえ」というものは大変たいせつな役目を果たしている。
もう少し、このような例をあげておきましょう。

The song goes like this.
その歌はこんなふうに歌います
Everything goes wrong this morning.
今朝は万事うまくいきません
There is not enough food to go round.
食べ物がみなに行き渡るだけ十分ではない
We have to go without food for a time.
しばらく、私たちは食べ物なしですまさなくてはなりません