第2章 英語表現を支えるの4つの基本時制と2つの態を使いこなす
【ポイント】ネイティブは基本的に4つの時制でことばを話す

(2) 過去形      (1)現在形       (3)未来形
____▲____________▲_____________→
    (4) 現在完了形→

【チャート】

第1節 現在の事実、習慣を表す現在形とは
第2節 過去の一時点のことを表す過去形とは
第3節 「これから」のことを表す未来形とは
第4節 過去を背負った完了形とは
第5節 進行形の4つの時制展開
現在進行形、過去進行形、未来進行形、現在完了進行形
第6節 受動形の4つの時制展開
現在受身形、過去受身形、未来受身形、現在完了受身形
現在受身進行形、過去受身進行形

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●6つの【英会話の九九・テーブル】は集積回路

6つのテーブルには基礎的なファンクションフレーズが集積され、英語で表現展開する際の集積回路のような働きをします。ここには「be動詞の疑問文はbe動詞を主語の前に出して作る」とか、「一般動詞現在形の疑問文は主語に応じて主語の前にDo,Doesをつけて作る」といった説明はありません。各テーブルにあげたファンクションフレーズをそのまま暗記することで様々な表現を展開することができるし、そうしなければならないとも言えます。これは英語の回路や英語脳を持つための、いわば「当たり前」のフレーズをまとめたものです。

●たった一つのテーブルでこれだけ展開できる

ネイティブは基本的に現在形、過去形、未来形、現在完了形という4つの時制でことばを話しますが、それぞれの時制において、以下の展開が含まれています。

(1) 主体の展開
(2) 肯定、否定、疑問、否定疑問、そして付加疑問表現への展開
(3) Short Answer表現への展開

各テーブルNo.1からNo.6をご覧ください。
それぞれのテーブルには、Iからtheyのまでの典型的な主体(主語)があげられています。これが(1)の主体の展開です。
次に[GROUP A]から[GROUP D]までのフレーズには(2)と(3)の展開をあげています。
このしくみを頭において、それぞれの4つの時制での展開を学習してください。

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第1節 現在の事実、習慣を表す現在形とは
【ポイント】現在形は「今、その行為をしている」ことではない

現在時制は、現在の事実、習慣的事実、普遍の真理などを表します。

I am busy now. 「現在の事実」
私は今忙しいです
I am busy in the morning. 「習慣的事実」
私は午前中は忙しいです
I want some water. 「現在の事実」
私は水が欲しいです
She sometimes wants some water. 「習慣的事実」
彼女は時々水をほしがります
She takes a walk every day. 「習慣的事実」
彼女は毎日散歩をします
The sun rises in the east. 「普遍の真理」
太陽は東から昇ります

現在形を使って、確信を持って未来の表現をする場合があり、特に条件・仮定の副詞節では現在時制を用いることに注意してください。

She comes in a few minutes.
彼女は数分したらここに来るでしょう
When it rains, he stays at home.
雨が降ると彼はうちにいる
If it rains tomorrow, we will not go out.
明日雨が降ったら、私たちは外出しません

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●現在形のイメージを身につける

まずP.99の[現在に用いる時を表すフレーズ]をご覧ください。ここにとりあげたフレーズは、「in the morning(午前中)」とか「every day(毎日)」など、習慣的事実を表現と結びつくものです。例えば「午前中忙しい」とか、「毎日忙しい」、あるいは「午前中散歩する」「毎日散歩する」などと表現して現在形のイメージを作り上げてください。もちろんすべてのフレーズが機械的に結びつくものではありません。それは常識で判断してください。

●英語にはbe動詞と、一般動詞の系列の文がある

英語にはbe動詞と、一般動詞の系列の文があり、それらの否定形、疑問形、否定疑問形、付加疑問形の作り方が異なります。まずここではbe動詞の文について学習します。

[1] am, are, isが支配するbe動詞の場合
すでに、be動詞が導く4つの補語のタイプが登場しました。

(1) I am happy. (補語が形容詞)
  私は幸せです
(2) I am a good singer. (補語が名詞)
  私は歌が上手です
※このフレーズでは、基本的に主語が複数になると、補語も複数になることに注意してください。このことは他の(1)(3)(4)では問題なりません。
  We are good singers.
(3) I am home. (補語が方位副詞)
  私は在宅しています
(4) I am at the station. (補語が前置詞+名詞)
  私は駅にいます

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ここで、P.93の「英会話の九九テーブル No.1」をご覧ください。これはI, youなど代名詞を主語とする、be動詞現在形am, are, isの結びつきを示しています。
ここでの説明では、(1)のhappyの例をあげていますが、happyの代わりに(2)(3)(4)の補語でも基本的には同じです。

[1-1] 肯定形の作り方
肯定形とは、「今幸せです」など肯定表現をするものです。[GROUP A]のI am, You areなどのフレーズにhappyを結びつけてください。

I am happy. He is happy.
We are happy. She is happy.
You are happy. They are happy.
You are happy.

[1-2] 否定形の作り方
否定形とは、「今幸せじゃないよ」など否定表現をするものです。[GROUP B]のI'm not, You aren'tなどのフレーズにhappyを結びつけてください。

I'm not happy. He isn't happy.
We aren't happy. She isn't happy.
You aren't happy. They aren't happy.
You aren't happy.

[1-3] 疑問形の作り方
疑問形とは、「今幸せなの?」などと疑問表現をするものです。[GROUP C]のAre you, Is heなどのフレーズに上にhappyを結びつけてください。

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Are you happy?
Yes, I am. / No, I'm not.
Is he happy?
Yes, he is. / No, he isn't.
Are you happy?
Yes, we are. / No, we aren't.
Yes, she is. / No, she isn't.
Is she happy?
Are they happy?
Yes, they are. / No, they aren't.

[1-4] 否定疑問形の作り方
否定疑問形とは、「今幸せじゃないの?」など否定的な疑問表現をするものです。[GROUP D]のAren't you, Isn't heなどのフレーズにhappyを結びつけてください。

Aren't you happy?
Yes, I am. / No, I'm not.
Isn't he happy?
Yes, he is. / No, he isn't.
Aren't you happy?
Yes, we are. / No, we aren't.
Isn't she happy?
Yes, she is. / No, she isn't.
Aren't they happy?
Yes, they are. / No, they aren't.

否定疑問に対するYesとNoには、少し説明が必要です。英語の発想におけるYesやNoは単に返事ではなく、それを事実として肯定するか、否定するかということです。だら否定疑問に対する応答では、例えば「あなた今幸せじゃないの?」と聞かれ場合の、Yes, I am.は、日本語の感覚では「いいえ、私は幸せよ」といった意味となります。このことはすべての否定疑問に対する応答に共通しています。

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[1-5] 付加疑問形の作り方
付加疑問形とは、「今幸せなのね、幸せなんでしょう?」とか「今幸せじゃないのね、幸せじゃないんでしょう?」など、念を押したり、同意を求めたりする表現をするものです。主文が肯定形[GROUP A]には、つけ加わるフレーズには否定形[GROUP D]のものが、主文が否定形[GROUP B]には、つけ加わるフレーズには肯定形[GROUP A]なります。

You are happy, aren't you?
You aren't happy, are you?
Tom is happy, isn't he?
Tom isn't happy, is he?

付加疑問文では、isn't heやis heなど付加される部分は、heやsheなど代名詞であることに注意してください。これはすべての付加疑問についても同じです。

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【英会話の九九・テーブル No.1】
● 現在の「存在」を表すテーブル(be動詞・現在形)
[GROUP A] [GROUP B] [GROUP C] [GROUP D]
〜である 〜でない 〜なの? 〜でないの?
 (1) I am I am not *Am I *Am I not
 (2) We are We are not *Are we *Aren't we
 (3) You are You are not Are you Aren't you
 (4) You are You are not Are you Aren't you
 (5) He is He is not Is he Isn't he
 (6) She is She is not Is she Isn't she
 (7) They are They are not Are they Aren't they
 (8) It is It is not Is it Isn't it
 (9) They are They are not Are they Aren't they
※ (2)(4)(7)(9)は、補語が名詞の場合は複数形になります。
※ (8)(9)はもの主語です。
短縮形
  I'm not
  is not → isn't He's not, She's not
  are not → aren't We're not, They're not

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■文法を生かして英語表現を■

(1) I am here in the morning.
  私は午前中ここにいます
(2) She is home every day.
  彼女は毎日在宅しています
(3) I am not a good singer.
  私は歌が上手ではありません
(4) She is not at school.
  彼女は授業中ではありません
(5) Are you a good cook?
  あなたは料理が上手なの?
(6) Aren't you alone?
  あなたは孤独じゃないの?
(7) Is she afraid of the dog?
  彼女は犬が怖いの?
(8) Aren't they travelers?
  彼女は旅行者じゃないなの?
(9) The cinema is boring, isn't it?
  その映画は退屈なんでしょう?
(10) You aren't worried about her, are you?
  あなたは彼女のことを心配してないのでしょう?

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