第1章
英語の基本のしくみはこんなに簡単
●英語のしくみの根幹となる基本4品詞
英語の品詞は8品詞しかありません。それは名詞、代名詞、形容詞、動詞、副詞、前置詞、接続詞、そして感嘆詞です。こんなことを言うと、「あれ、学校時代や英文法の本に述べられている冠詞や助動詞、あるいは現在分詞、過去分詞、不定詞、動名詞、疑問詞などはどこに行ったの?」と不思議に思われる方も多いと思います。
でもそれはまるでデパートのようにあまりに雑多で専門的な商品がありすぎて専門家は別にして学習者にとってあまり役に立つものではありません。もちろん文法用語が多ければ多いほど、「科学的」かもしれません。しかし文法用語を増やすことは、逆に英語のしくみを見えなくしているということも言えます。また加えて文法用語を覚え、それを理解したところでそれをSpeakingやListening場面で実際には使いこなせないのでは何の学習かわからない。
学習者にとって大切なのは、少なくともコンビニの店内のようにきちんと整理され関連された英語の基本的な体系を知ることです。そしてそれが土台となっていれば、逆に商品(文法事項)が多くなっても、きちんと整理していけます。
この8品詞の中で英語を最も根底で支えているのは、名詞、形容詞、動詞、副詞のたった4品詞です。以下の教育文法の5文型理論による文型パターンを見てください。Sは主語、Vは動詞、Cは補語、Oは目的語のことを表しますが、これを品詞にすると副詞を除いて、右のように名詞、形容詞、動詞の3つの品詞によって成り立っていることがわかります。
| 第1文型 |
S+V |
名詞+動詞 |
| 第2文型 |
S+V+C |
名詞+動詞+名詞/形容詞 |
| 第3文型 |
S+V+O |
名詞+動詞+名詞 |
| 第4文型 |
S+V+O+O |
名詞+動詞+名詞+名詞 |
| 第5文型 |
S+V+O+C |
名詞+動詞+名詞+名詞/形容詞 |
ここには副詞が入っていませんが、それ以外の代名詞、副詞、前置詞、接続詞、感嘆詞はいわば枝葉のようなものです。したがってこれら骨幹となる最も基本的な4つの品詞の働きをしっかりととらえることから、英語の学習は始まります。