プロローグ
●たった6つのテーブルで自由に英語が話せる
まず目次にあげられた赤文字で記された日本語の様々な表現をご覧ください。これらのほとんどが「彼女に電話する」というキーワードを基本として、その表現展開をあげています。ここにあげられた表現は、「(ふだん)彼女に電話するよ」から「彼女に電話したかったの?」まで38あります。おそらくこれらを見られた多くの方が、「英語でこんな表現をどうするのか?」とか「こんな表現をしたかった」いった興味を持たれると思います。しかしこれらの表現の根底を支えているのはたった6つのテーブルだと言えば、誰もが驚かれると思います。それに加えてこの目次にあげられていない肯定、否定、疑問、否定疑問、そして付加疑問という表現もそれぞれのテーブルで簡単に身につけることができるとすればさらに驚かれることでしょう。
●大切なことは「彼女に電話する」という表現が基礎となって
本書では「彼女に電話する」という行為をキーワードとして展開していますが、大切なことはこれを通じてさらなる表現を身につけることができることです。
| 「(ふだん)彼女に電話するよ」 |
→ |
「(ふだん)彼女とデートするよ」 |
| 「彼女に電話したよ」 |
→ |
「彼女とデートしたよ」 |
| 「彼女に電話するつもりよ」 |
→ |
「彼女とデートするつもりよ」 |
| 「彼女に電話したところよ」 |
→ |
「彼女とデートしたところよ |
| 「彼女に電話してるところよ」 |
→ |
「彼女とデートしてるところよ」 |
|
略 |
→ |
|
| 「彼女に電話するかもよ」 |
→ |
「彼女とデートするかもよ」 |
| 「彼女に電話したいよ」 |
→ |
「彼女とデートしたいよ」 |
| 「必ず彼女に電話するよ」 |
|
「必ず彼女とデートするよ |
|
略 |
|
|
| have a date with her「彼女とデートする」 |
●学習時間に応じて確実に語彙や表現を確実に定着・蓄積させる
文法を理解したところで英語が話せないという現実に対して、「英会話は役に立つ英文や頻繁に使われる表現などを覚えければならない」と一足飛びに向かう英会話本も多くあります。でもセリフ覚えのように一文丸暗記をいくらしても、その情報は固定されます。つまり英語表現を身につけるというのは、学習時間に応じてファンクションフレーズと動詞フレーズをどれだけ覚えるかということにつきるのです。
●英語脳、英語の回路ということ
私たちは日本語を話すときに、文法を意識して話す人はいません。このことは彼らネイティブもまったく同じです。ネイティブの子供たちは学校に行くまで特に文法を教えられることはありません。しかし彼らはすでに英語を話しているのです。もちろんこのことは日本語を話す私たちも同じです。
大切なことは、彼らは文法学習によって英語脳、英語の回路を身につけたのではないということです。生まれた環境でそれは作られてきたものてす。もちろん私たちがそれを初めから体験することは不可能です。しかしそれを短期間に効率的に追体験することは可能です。それは英語を特に教育文法ではなく、もう一度英語発想とはどんなものかを知ることから始まります。
●ファンクションメソッドとは
このファンクション・メソッドという英語理論は、元もと私がコンピュータを使った英会話学習ソフトを制作する過程で生まれたものです。コンピュータにはファンクション・キーというものがあります。これはある一定の機能を指示するためのキーですが、ある一定の機能をもった単語の集まり、つまり一定の主体と時制や情緒などを宣言してしまう英語の発想はこのファンクション・キーととてもよく似ています。キーを押すように、ファンクションフレーズを宣言することで様々な情報豊かな文が即時に作れます。その発想からこの理論をファンクション・メソッドと名づけました。