| (1) 現在形動詞フレーズを使って |
let(s) the dog free |
動詞の現在形で始まるフレーズを現在形動詞フレーズ言い、主語に応じてlet,
letsを使います。
この場合の意味は、現在の事実や習慣を表すことになります。
I let the dog free
every day.
私は毎日、イヌを放してやります
You let the dog
free every day.
あなたは毎日、イヌを放してやりますね
He[She] lets the
dog free every day.
彼[女]は毎日、イヌを放してやります
|
| 2) 過去形動詞フレーズを使って |
let the dog free |
動詞の過去形で始まるフレーズを過去形動詞フレーズ言い、letを使います。
この場合の意味は、過去の一時点の事実や習慣を表すことになります。
I let the dog free
yesterday.
私は昨日、イヌを放してやりました
He[She] let the
dog free yesterday.
彼[女]は昨日、イヌを放してやりました
以上、(1)と(2)は、動詞がそのまま現在形や過去形を表すので、時制を表す動詞フレーズだと言えます。
(時制を表す動詞フレーズ)
現在形動詞フレーズ let, letsに導かれるフレーズ)
過去形動詞フレーズ (letに導かれるフレーズ)
一方、これから登場する動詞フレーズ(3)(4)(5)のもの)は直接「時制」を表しません。
|
| (3) 原形動詞フレーズを使って |
(to) let the dog free |
原形動詞フレーズとは、「動詞の原形で始まるフレーズ」であることを確認してください。
Let the dog free!「イヌを放してやりなさい!」と誰かに言われたら、英語を知っている人はその通りにします。そんな「ひとまとまりの行為」を相手に求められたことになります。この場合、let
the dog freeは命令形として使われたことになります。
一方、次のように相手に求められた場合はどうでしょうか。
Will you let the
dog free?
あなたはイヌを放してやりますか?
You have to let
the dog free.
あなたはイヌを放してやらなければなりません
以上、letという動詞の原形で始まるフレーズを、原形動詞フレーズと言い、これを使う場合は、現在そうであるとか、過去にそうであったということではなく、抽象的な、あるいは「絵に描かれたような」行為を表すことに注目しください。
この原形動詞フレーズを伴う場合は、情緒動詞で導かれる場合やtoが動詞フレーズを導く場合などに使われます。
また、ここで注意していただきたいのは、情緒動詞のwillとshallです。これらを使う場合を未来形と言われます。ただ、「未来」の意味を表すと言っても、他の情緒動詞も、あるいは「到達点」を表すto+原形動詞フレーズ(不定詞のこと)もある意味で「未来の意味」を含んでいるとも言えることはもちろんです。例えば、このことは「〜するべきだ」「〜するかもしれない」「〜しなきゃ」といった意味からも理解していただけると思います。
*情緒動詞とは、will, would, shall, should, may, might, must, can, couldなど教育文法でいうところに助動詞のことです。
*また「toが動詞フレーズを導く場合」というのは、教育文法でいうtoが不定詞を導くという場合のことです。
You should let the
dog free.
あなたはイヌを放してやるべきです
I will let the dog free.
私はイヌを放してやるつもりです
*toは「到達」を意味する方位語(前置詞)です。
|
| (4) 〜ing形動詞フレーズを使って |
letting the dog free |
動詞letの〜ing形はlettingです。このlettingで始まるフレーズを〜ing形動詞フレーズと言います。この場合の意味は、「〜しながら」といった継続的な行為・状態を表します。
またこれがbe動詞と結びつき、この「〜しながらの存在」との意味になる場合、進行形と言い、文の時制は前のbe動詞の時制によって決定されます。
I am letting the
dog free. 現在進行形
私は(今)イヌを放してやっているところです
I was letting the
dog free. 過去進行形
私は(その時)イヌを放してやっているところでした
一方、「〜しながらのこと」と訳す場合は、名詞的な意味となり、下の例文のように動詞の目的語になったり、前置詞の目的語(フレーズ)として使われます。
I hate letting the
dog free.
私はイヌを放してやるのはいやだ
|
| (5) 〜ed形動詞フレーズを使って |
let the dog free |
動詞letの〜ed形はletです。このletで始まるフレーズを〜ed形動詞フレーズと言います。この場合の意味は、「〜をしたこと」といった過去の行為・状態を表します。
この場合have,hasを使ったものを現在完了形、hadを使ったものを過去完了形と言います。この場合、haveは「有する」、hadは「有した」という意味で、それぞれの時制において、「過去のこと」を「有する」「有した」という意味となります。
(現在完了形)
I have just let
the dog free.
私はちょうどイヌを放してやったところです
He[She] has just let
the dog free.
彼[女]はちょうどイヌを放してやったところです
*(過去において)「ここにいたことを(現在において)有する」という意味。
(過去完了形)
I had just let
the dog free.
私は(あの時)ちょうどイヌを放してやったところでした
He[She] had just let
the dog free.
彼[女]は(あの時)ちょうどイヌを放してやったところです
(過去において)「ここにいたことを(過去において)有した」という意味。
この場合の過去を「大過去」という人もいる。
|