Kenny: VOC感覚の動詞フレーズは、日本人にとって表現がとてもむずかしいものの一つと言えるね。
中嶋: 確かにその通りだね。一つの動詞フレーズの中に、別の動詞フレーズが含まれているからね。だからどうしても長い表現となってまう。
でももっと問題なのは、この文型のとらえ方だよ。学校英語では、これを構文として教えているから、どうしても私の言うボックス思考になっていることだ。つまり「話す」場合は構文を思い浮かべてその単語を入れ換えたり、「聞く」「読む」場合は最後まで聞いたり、読んだりしてから、「ああ、これは」と理解しようとする。しかし言葉としてとらえる場合、以下のように(a)のタイプの表現があり、(b)のタイプの表現に拡大していく思考が大切だと思うよ。
(a) You are to drink
milk!
あなたはミルクを飲むべきだ! |
(b) I want you to drink
milk.
私は、あなたにミルクを飲んでもらいたい |
(a) You were drinking
milk.
あなたはミルクを飲んでいた |
(b) I saw you drinking
milk.
私は、あなたがミルクを飲んでいたのを見た |
(a) The milk was drunk.
そのミルクは飲まれた |
(b) I had [got] the milk drunk.
私は、そのミルクを飲まれた |
Kenny: まったくそうですね。たとえば、drink milkを頭に思い浮かべて、それをしたいと思ったら、I
want you toに続けるということでね。