Coffee Room
  3. 「なぜなの?」「どうしてなの?」

中嶋: 英語というものを文法的なものではなく、人間の言葉としてどのように表現が拡大するか、ちょっと考えたいんだ。Kenny, 次のような疑問詞がついた疑問文の場合ではどうかな?

Why are you sad?
あなた、どうして悲しいの?
Why are you feeling sad?
あなた、どうして悲しがってるの?

Kenny: あなたがいつも指摘するように、子どもはまず次のようなワンフレーズ表現を身につけるだろうね。

Sad?
悲しいの?
Feeling sad?
悲しがってるの?

また、Why?と言えば、それだけで子どもは「なぜなの?「どうしてなの?とわかるものだよ。
中嶋: そうだね。日本の子どもも同じだよ。実際幼い子どもにつき合うのは本当にしんどいことだよ。彼ら「どうして?どうして?」の連発だものね。
Kenny: この場合、一番先に聞きたいのは悲しがっている理「Why?」だろ? だからまずは始めにそれを表現するよ。
中嶋: 「なぜなの?」「どうして?」ということだね。子どもがこの英語発想を身につけるステップは次のようなものだ。

Sad?
Are you sad?
Why are you sad?

これがfeeling sad?なら、次のようになるね、

Feeling sad?
Are you feeling sad?
Why are you feeling sad?

Kenny: どうして日本の英語教育では、このような自然な形で教えないのかなあ。
中嶋: 受験英語には必要かないからだよ。学校では「be動詞の疑問文を作るには、主語の前にbe動詞をおいて作る」とか「疑問詞のついた疑問文は、疑問詞を文頭に置いて作る」と教え、テストでそれを試すということだ。言葉として自然なことを教えない英語教育っていったい何だろうね。
Kenny: こういう英語の発想を身につけていたら、これを元にしてさまざまな表現に広がっていくよ。次の例文では、are youが過去の存在を表すwere youに変わっただけ、これが Is she や was she、あるいは are theyや were they など第三者のことにも表現が拡大していくんだね。

Sad?
Were you sad?
悲しかったの?
Why were you sad?
どうして悲しかったの?

Feeling sad?
Were you feeling sad?
Why were you feeling sad?

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